米騒動

仕事とか生活とか 適当に

仕事と表現の境

戯言を垂れ流します。

学生の頃、自分で作品を色々作って、それなりに評価されてきた。
社会に出て働き出して、やりたい表現に繋がるような仕事を10年近くやってきた。
技術的な仕事なので10年もやってれば手に職をつけたようなもので、新人の頃よりはるかに収入は上がった。家庭も持った。

ただ凄く苦しい。
せっかく仕事を頼まれてもスケジュールが空いてるのに辛くなりそうなものは断ったり、仕事の事を考えこんで気分はとてつもなく沈む日が毎日のようにある。

学生の頃は働きながら、休みの日にちょこちょこと自己満足でも創作活動ができればと思ってきた。
しかし休みの日に創作する力はほとんどなく、今月こそはやるぞと思うだけで何もできずに日々が過ぎていく。
自分なりに面白いものを色々作ってきた事なんて仕事関係の人間は誰も知らない。
ただの技術屋だ。


仕事は仕事で所詮ビジネス。
いくら表現する事ができる仕事と言っても、自分の表現をそこに込めるには限界があるし、関われる部分は極僅か。

何かをクリエイトする仕事を続けている多くの人は勿論そんな事分かりきっている上で、いかに仕事を面白くこなすか、制限の中でどれだけのものを作れるかって事と格闘しながらしっかりと仕事をしてるんだろう。すごいと思う。

自分にはそれが上手くできない。
何年やっても上手く気持ちを整理できず、ムズムズしている。
これはビジネスだ、金を稼ごう。と思っても精神的に辛い仕事にぶち当たる。


そもそも今の仕事嫌いなのかと思って、
似たような別の職種への転職も考えているが、結局自分みたいな自己中人間は仕事や職場を変えたところで、満足できない気がする。

それとも自分の作品だとか表現だとかくだらない考えを忘れさせてくれるぐらい熱中できる仕事があるんだろうか。
仕事に対しての考え方が甘すぎるのは承知している。
モラトリアムの長すぎる糞野郎だと思う。

時間を作り、気合い出して自分の作品制作を続けたらこの気持ちは解消されるだろうか。

芸術系の学校を出たりして、こういう悩みを抱える人はどうやって乗り越えてるんだろう。